歩留まり

工事も大詰め。建築本体工事は終わり、設備や備品を残すところとなりました。パンを置くカウンターやキャッシャー台などは、桟木積みして色あせた天然乾燥材を3面カンナ掛けして、色の変化をそのまま利用。材のサイズや数量は製材所から逆に聞いてそれにあわせて設計内容を調整。通常とは逆の設計方法としている。

大梁のバランスをとるカウンターウエイト材も、通常は建材にはなかなか利用価値のないヒノキの細い曲がり材をそのまま利用しています。製材しない分、捨てる箇所がほとんどなくそのまま材を利用しているという意味では非常に歩留まりの良い計画。

木材加工

歩留まり良く様々な木を適材適所に。出来る限り材の形状をそのまま活かして組み上げる。組み上げ方を工夫。材断面の違いを利用して、合理的な架構を検討。大きな断面や長い材を利用出来るのであれば、エンジニアリングウッドに頼る必要なしです。

木材

今回の計画で利用する木材。表面を削り中身を検査します。今までに無いような新しい試みを考えてますが、まだ言語化出来ていない状態です。プロジェクトを進めながら、自分の頭の中にある考えを説明出来るように。それにしても素材が持つ迫力にはかないません。この魅力をそのまま利用したい。

建方工事

複雑な架構の為、通常よりは多くの時間をかけての建方工事。1階から順番に組み上げていきます。床レベルが数種類あり、らせん状に繋がっているのが徐々に見えてきました。

土台工事@明日香村

1階床組が終了。これから数日間建方工事に入ります。その前にプレカット出来なかった部材の刻み。後日報告します。下の写真は柱材の中に入れ込み、材同士を繋ぐパイプホールダウンというもの。ピンやボルトが見えてきますがコレもなかなかかっこいいです。

新建築住宅特集11月号に掲載

奈良町で進めていたプロジェクト「西寺林の微地形」が19日に発売されたばかりの「新建築住宅特集11月号」に掲載されました。家びらき特集です。非常にシンプルな構造ですが、いろんな計画に応用可能な可能性を秘めた計画で非常に良い建物になりました。クライアントの方の考え方も素晴らしいです。是非ご高覧下さいませ!