神戸岡本オープンハウスご案内(12/5土、12/6日)

神戸市東灘区岡本のプロジェクトが、まもなく竣工致します。吉野産の厚いスギ板を使った落し込み板壁を構造体とし、柱梁も含め全てスギ材だけでつくられた住宅です。室内の空気の流れを調整する巨大な塔屋、神戸の港を一望できるテラスなど色々な見所がございます。

この度お施主様のご厚意によりオープンハウスを開催させて頂く事になりました。密になるのを防ぎ、少人数でゆったりご覧頂く為に、予約制とさせて頂きます。以下の予約フォームよりご連絡頂ければ、折り返し案内図をお送りさせて頂きます。ご興味ある方は是非お申し込み下さいませ。(ご予約は11月末までにお願いします。)

◇開催日時:12/5(土)、12/6(日)両日とも午前の部:11時~13時 午後の部:14時~16時

◇場所:神戸市東灘区岡本 阪急岡本駅より徒歩約15分

◇設計・監理:吉村理建築設計事務所

◇施工:松彦建設

◇木材:阪口製材所

ご注意点:ご見学人数が集中する場合は、別途ご相談させて頂く事があります。ご了承下さいませ。入館時にはマスクの着用をお願いします。駐車場が限られているため、お越しの際は公共交通機関をご利用頂きますようお願い致します。

    ご希望の日(必須)
    12/512/6

    ご希望の時間帯(必須)
    午前午後

    ラチス耐力壁

    稲山さんの研究室で開発実験中のラチス型耐力壁。貫+筋違い+斜材の組み合わせで、落し込み板壁と同じ45mm厚のスギ板のみで作っています。エンジニアリングウッドは一切なし。ホゾ穴はプレカット工場で空けてきて、斜材はコチラで製作図を作成し、それに合わせてプレカット。現場ではそれらの部材をビス止めしています。複雑な模様に見えますが、木材同士の相欠きなどは一切なく、板材の重ね合わせのみで構成しています。

    塔屋@神戸岡本

    足場も外れ、年内の引き渡しに向けて神戸岡本の現場は追い込み。下の2枚の写真はこの計画を端的に現わしたカットです。エンジニアリングウッドを一切利用せず山に余っている太め間伐材だけで構成し、卓越風を取り込む塔屋を下から見上げた高天井。高さは8mに対して幅は91cmという、あまり体験しないような不思議なプロポーションです。塔屋脇には、45mm×200mmHの大径間伐スギ材を利用した高耐力落し込み板壁で構成された各部屋が床高さを変えて付随しています。この塔屋は階段も設けられ動線の交わる場所でもあり各部屋の音や気配がここで繋がってます。夏は高さを利用した重力換気で上昇した熱気を塔屋上部で卓越風を取り込む事で排熱します。冬は塔屋高さ一杯8m分の南に面したガラス面から太陽光を取り入れる事で温室のような熱環境を作ります。なおラチス壁は稲山さんの研究室で設計した8倍の壁倍率を持つ高耐力壁。

    上棟式@神戸

    雨続きでしたが先日無事上棟式終了。2階及び塔屋階の組み立て工事の様子。高耐力落し込み板壁と同じく高耐力ラチス壁の2種類の壁で構成されています。出来る限り工場で部品製作し、現場施工を省略化。山にある節ありの太め間伐材を大量に利用しています。

    塔屋のラチス壁のフレーム組立て。

    工場で作成し現場搬入したラチス壁フレーム。貫壁。

    塔屋部分は3層吹き抜けになっており、光を取り入れるだけではなく、上下階の動線や通風の為のチムニーになっている。同時にラチスで囲まれた透過性のある構造壁にもなっいている。

    落し込み板検査

    神戸社宅計画の構造体である高強度落し込み板壁の板材の検査に行ってきました。吉野の阪口さんの五條工場。たくさん山に残っていながらも山から出にくい二番玉、三番玉の節の多い太い間伐丸太から200幅×45ミリ厚の板を大量に切り出してもらいました。構造は稲山さん。現場施工をスムーズに進めるように工場でパネル製作。パネル施工の為のジグを大工さんが考案してくれました。

    板同士を繋ぐカシのダボ。これを打ち込んで繋いでいきます。