清水の森長屋_検査

先日の配筋検査に続いてアンカーボルトの検査。無事終了。立ち上がり打設して基礎工事は終了。配管工事の後はいよいよ来月から建て方工事が始まります。

下は計画の模型です。南に向かって昔の工場のような板張りのノコギリ屋根が5棟立ち並びどの住戸も南からの気持ち良い日射が差し込みます。西側に大きく張り出した庇下も色んな事が出来そうな長屋ならではの連続した大きな気積を生み気持ちの良い場所になっています。

清水の森長屋_基礎工事

清水の森木造賃貸長屋工事が本格的に動き始めています。先日は基礎工事の配筋検査。美しく配筋で検査も無事合格。これから一気に進んで行きます。

道路側から見た完成予想図。2階建ですが大きな庇が5つの住戸を串刺しにして緩やかに繋いでいます。5つの住戸に分節しつつ横方向にも繋がっています。前面広場は住人の皆さんで町の祭を見学したりする共有のコミュニティー広場。この広場と繋がる小さな工房やギャラリーも可能な土間のある住戸もあります。

甦る民家が創る奈良盆地の未来@住宅建築

既に発売されております、住宅建築6月号で特集記事を組んで頂いております。是非ご高覧下さいませ!

私の事務所や住居がある御所町プロジェクトと奈良盆地のプロジェクトだけを集めてプロジェクト単体の「点」ではなく、それらが相互に繋がった「面」としてまとめていただきました。まとめる事で自分の考えもクリアになりますし、これから更にどのように展開していけばより良い建物や町が出来るのか考える良い契機になります。

レンタサイクルスペース@宿泊コンバージョン

エントランスを兼用するレンタサイクルスペース廻りの形が見えてきました。耐震補強の貫壁を使って道路から内部の土間が緩やかに連続するように計画。そこを町と繋がるレンタサイクルスペースとしています。既存の躯体がかなり傾いている為、既存フレームの中に新しい柱梁付きの貫壁フレームを入れる方法をとっています。大工さんの素晴らしい腕でみるみるうちに組みあがっていきます。古い土壁はそのまま残し古い雰囲気を楽しみます。

コミュニティー茶屋@三軒長屋

三軒長屋を改修し、近隣のお年寄りと小さな子供、子育中のお母さんが集まるコミュニティ-スペースを兼ねた茶屋をセルフビルドで施工されている計画です。Iターンで御所に来られて立案され昨年よりお知り合いの方々と共にこつこつ進められております。ギャラリーや宿泊他様々な面白い場所があり、色々な事が出来そうです。模型は学生と検討した2階に上がる階段とコミュニティ-スペースの骨格となる町に大きく開かれた縁側。土手の桜並木が見える予定で、これからの季節が楽しみです。

サイクリストの宿泊場@御所

3棟連なる旧自転車屋さんをサイクリストの宿泊場にコンバージョンするプロジェクトを昨年末より進めています。大方形が見えてきました。自転車が町からそのまま建物の中、更に部屋の中まで入る事が出来ます。自転車が通る土間の壁を耐震補強を兼ねた貫壁にする事で、町と建物の中を緩やかに繋いでいます。建物の中に小さな街路があるような不思議で魅力的な空間が出来つつあります。下の2枚は完成イメージ。3枚目は内部検討用模型。

内部の壁を剥がすと、水が完全に廻ってしまって柱の足元が腐っていました。大工さんの技術で根継ぎにより甦ります。根継ぎはそのままデザインとして内部に見せています。屋根も古い梁を極力残し新しい材を継いで補強していきます。

自転車土間両側に設けた貫壁。棚にもなっています。客室も形が見えてきました。和紙で仕上げる予定。完成が楽しみです。是非オープンしたら皆様遊びにいらして下さいませ!

古建具@清水の森_長屋

お施主さんと施工業者さんと共に深井清水に建設予定の「清水の森」賃貸長屋で利用する建具を選びに高島島村葭商店さん再訪。面白そうな建具選んで頂きました。室内で利用する建具は全て古建具転用です。

桜の古厚板。雰囲気あります。棚板に見せて利用予定。日当たりの良い気持ち良い空間だけではなく、利用する材料も街中の賃貸住宅とは一味違う面白いものを利用してます。ご興味ある方は是非!

「桜坂の板倉」ご紹介

新しい落し込み板壁構法の家「桜坂の板倉」をアップしております。是非ご高覧下さいませ!(撮影は笹倉さん)↓こちらからどうぞ

Itakura in Sakurazaka

吉野の大径木スギ丸太を有効利用し、耐震性、断熱性、防火性能に優れた厚板でつくられています。空間的にも床に段差があり面白い構成です。