軒下空間@清水の森
外壁工事も終盤に差し掛かりました。残るは正面メインファサード。1階に5棟を繋ぐ大きな庇をつくり、その軒下がコミュニティースペース的な役割を担う事を願って設計しています。写真は軒下廻りの検討模型。植栽、設備機器目隠し塀、手すり壁等がレイヤー状に重なり合い、交通量の多い道路から距離をとりながらも、町に対して完全に閉じること無く適度に開かれた、今までに無かったロードサイドでの新しい長屋の形式。レイヤー壁の隙間に水場やベンチ、階段が設けられ、建物の雁行配置と相まって、変化に富んだ「あふれ出し」的な賑わいを生み出しています。植栽帯との間は昔ながらの長屋前の路地と考える事も出来ます。更に外壁は様々な材種のアリ幅で構成し、その並び方を検討する事で各住戸間に差異とまとまりを同時に実現しようとしています。
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