アイランドキッチン

合板で製作したアイランドキッチンが設置されました。レンジフードは天井より機械そのまま吊りました。天板はヒノキにウレタン塗装。シンクはステンレス。食卓とワークトップ一体型。背面収納扉はこの建物で利用していた古い建具を再利用。高さを合わせる為に上下に下駄をはかせています。

建具も入りつつあります。斜めに傾いた耐震壁の一部に開閉できる障子が入りました。かなりの枚数の既存建具も出来る限り全て再利用。

階段|暖気の取り入れ@郡山

竣工に向けて大詰めの現場。

階段室が出来てきました。階段に色々な別の機能をくっつけています。小さなお子さんが座って絵本を読むことが出来ます。と同時にお父さんの書斎も組み込まれています。

階段上部天井内にはシロッコファンを搭載。夏期南屋根面で暖められた熱気を頂部で排熱。冬期はここから暖気を取り入れる事も可能。

漆喰装飾

解体した離れにあった漆喰の装飾を転用しました。薪ストーブの裏面の漆喰壁にビス留めです。時間と共に新しい漆喰が色あせてくれば、古い装飾となじんでくるかと思います。

庭の石積

起伏のある庭の中にある石積みが魅力的です。足場もとれ外壁が現れました。屋根はカバー工法で新しいガルバの屋根を被せて改修しています。大屋根の棟瓦は一端取り外し、補修の上再度設置しました。

正面門をくぐった所から建物を見た様子。右下に新しく作ったデッキテラスがアクセントになっています。

和紙張り耐震補強壁@郡山

新しく設置された耐震補強壁に和紙が張られました。古い材との対比が非常に美しいです。この壁は廊下側から見ると2階まで繋がっており既存建物の内側に入れ子状に配置されています。

新しい部屋に突き出す巨大な梁。

ついに足場がとれました。古い構造体の中に入れ子状に新しい構造体が内包されている様子がわかります。焼杉板で作られた部分が新しい構造体。

茅葺き民家リノベーション現場

茅葺き民家のリノベーション現場の様子です。茅葺き屋根をそのまま残し、中に入れ子状に新しい構造体を入れ込んでいます。茅葺きの屋根には手を加えず、茅の断熱・調湿性能を利用し、新しい構造体との間の空隙で空気環境を調整します。

古い構造体と新しい構造体の間に出来た空隙の様子。新しい構造体は耐震壁、天井でモノコック構造として固められています。新しい構造体には開口が所々に空けられており、通風や採光、1階と2階に気配が少しわかる程度の繋がりが生まれます。

リノベーション現場@郡山

郡山で設計監理をさせて頂いている2世帯住宅へのリノベーションの現場です。今年のゴールデンウィークからスタートしました。茅葺きの空間に耐震性のある新しい構造体を入れ子上に挿入した鞘堂です。年末完成予定。非常に魅力的な空間になってきました。楽しみです。