new projectに「福神の森」アップしました。今年の新建築住宅特集1月号にも掲載されています。菓子製造販売所、食堂、農作業小屋、住居の4棟を計画し、その間を農地や散策路で繋いでいます。環境全体が魅力的になるようデザインしています。是非ご高覧下さいませ。

吉村理建築設計事務所で設計監理させて頂いた大淀の建物(ケーキショップ+カフェ)が完成しました。ラペッシュさん+ミッツさんです。お店のHPはコチラ。
9/26土オープンになります。既にご存知の方多いと思いますが、素晴らしくおいしいスイーツ、カフェご飯です。広大な敷地には畑や果樹園もあり、建物だけではなく環境全体を楽しんでもらえると思います。場所はコチラよりどうぞ。是非!
建築に興味のある人も楽しめると思います。色々と工夫を凝らし、気持ちの良い空間を作っています。吉野の山から運んできた巨大な木材を、構造力学を考えながら利用し、大きな軒下空間を作っています。お店に来た人はこの大きな軒下で先ず迎え入れられます。写真を少しアップしておきます。
まだまだ暑い中、植栽工事。築山の上に芝が張られ、木が植えられています。木の種類は直ぐ近くの山から掘って移植したもの。里山の植生がそのまま縮小されています。詳しくは後日説明予定。
軒の出は2m。軒下と築山+植栽の間に囲まれた心地よい場所が生まれています。軒先を支える桔木から丸太が吊られて傾斜地盤から浮いて水平を保っています。ベンチになったり、農地で採れて野菜を置いたりして軒下の使い方を様々に拡張するツールになる事を期待。ここで乾燥した6mの丸太は、次の建物に利用する予定。2棟の建物の向こうには実は更に事務所棟があり、敷地全体の管理棟的や農業生産の役割を担う。写真中央にはクライアントの住居が見える。屋根や外壁の色を合わせてデザインを連続させ、分断された事業用地と住宅地が緩やかに繋がっていく事を期待。
ケーキショップやイタリアンレストランといった私的な商業エリアでありながらも、近隣の住民の方々が店舗とは関係なく自由に散策出来る散歩路として敷地外の周辺とも積極的に繋がっていく計画。
建物手前に散策路や農地がある。農地では様々な魅力的な野菜が生産されています。
敷地に6m程度の高低差がある為、建物の見え方がかなり異なり面白い。敷地が高い側ではかなり小ぶりな小屋に見えます。
外形輪郭が立ち上がってきました。桔木として働く6mを超える大梁は跳ね出す部分に根をもってきて力学的なバランスをとっています。逆方向にはカウンターウエイトを設け跳ね上がりを抑える予定。木材が建築される途中のような中途半端な状態が面白いし、その力強い感じや余白がある雰囲気を目指している。