先月発売されました新建築住宅特集12月号に御所町プロジェクトが掲載されております。今まで幾つか同じ雑誌で紹介されてきましたが、今回新たに新しく完成した5つの計画が掲載されてます。是非ご高覧下さいませ!





先月発売されました新建築住宅特集12月号に御所町プロジェクトが掲載されております。今まで幾つか同じ雑誌で紹介されてきましたが、今回新たに新しく完成した5つの計画が掲載されてます。是非ご高覧下さいませ!
エントランスを兼用するレンタサイクルスペース廻りの形が見えてきました。耐震補強の貫壁を使って道路から内部の土間が緩やかに連続するように計画。そこを町と繋がるレンタサイクルスペースとしています。既存の躯体がかなり傾いている為、既存フレームの中に新しい柱梁付きの貫壁フレームを入れる方法をとっています。大工さんの素晴らしい腕でみるみるうちに組みあがっていきます。古い土壁はそのまま残し古い雰囲気を楽しみます。
昨年から工事しています蔵改修レストランも大詰め。建替えのため廃材となった興福寺の地長押を使った階段。巨大で非常に堅い木のため加工や取り付け大変でしたが、大工さんのおかげで素晴らしいものになりました。外観の漆喰も美しく仕上がっています。
三軒長屋を改修し、近隣のお年寄りと小さな子供、子育中のお母さんが集まるコミュニティ-スペースを兼ねた茶屋をセルフビルドで施工されている計画です。Iターンで御所に来られて立案され昨年よりお知り合いの方々と共にこつこつ進められております。ギャラリーや宿泊他様々な面白い場所があり、色々な事が出来そうです。模型は学生と検討した2階に上がる階段とコミュニティ-スペースの骨格となる町に大きく開かれた縁側。土手の桜並木が見える予定で、これからの季節が楽しみです。
3棟連なる旧自転車屋さんをサイクリストの宿泊場にコンバージョンするプロジェクトを昨年末より進めています。大方形が見えてきました。自転車が町からそのまま建物の中、更に部屋の中まで入る事が出来ます。自転車が通る土間の壁を耐震補強を兼ねた貫壁にする事で、町と建物の中を緩やかに繋いでいます。建物の中に小さな街路があるような不思議で魅力的な空間が出来つつあります。下の2枚は完成イメージ。3枚目は内部検討用模型。
内部の壁を剥がすと、水が完全に廻ってしまって柱の足元が腐っていました。大工さんの技術で根継ぎにより甦ります。根継ぎはそのままデザインとして内部に見せています。屋根も古い梁を極力残し新しい材を継いで補強していきます。
自転車土間両側に設けた貫壁。棚にもなっています。客室も形が見えてきました。和紙で仕上げる予定。完成が楽しみです。是非オープンしたら皆様遊びにいらして下さいませ!
お寺の建て替えに伴い発生した巨大な端材を再利用して階段を作る予定。1個ずつ寸法を測り配置を決めていきます。ものすごく重たいです。
蔵自体は非常にコンパクトな気積ですが、その中に通常とは異なる大きなスケールのカウンターや階段、それからアスタリスクの耐震要素といったものが入るため、よりその大きさや非日常的雰囲気感じられます。
荒壁パネルの上から漆喰仕上。
耐震補強工事始まりました。アスタリスク状に帯状の壁梁を積層させていきます。骨組みが出来上がりました。垂壁とし耐震要素となり、かつ水平構面を固める役割も担います。もちろんデザインとしても面白い。
蔵と付属屋をレストランにリノベーションするプロジェクト。傾いた建物の建て直し工事の様子。引っ張るだけではなく、突っ張りも取り入れて、力のバランスで傾きを修正。力学を感覚でつかみ取り、適切な場所に適切な力を加えたり、抜いたり。。大工さんは素晴らしい。
蔵と座敷棟の2棟をフレンチレストランにリノベーションするプロジェクトスタートしました。早速解体工事がはじまりました。蔵の外に後から座敷棟が増築されています。解体すると蔵の基礎にある石組みが出てきました。今年一杯工事を進める予定です。